試験に出ない聖飢魔IIイングリッシュ

聖飢魔IIで歌唱されている英語についての個人的備忘録

WINNER!① a winner ↔︎ winners 問題

はい。この曲、英語のセルフカバー版もあるので、英語を切り口になんて、荷が重い...

いやでも、リマスター版 1999 BLOOD LISTで聴いちゃったので、とりあえず、いってみよう!

 


【①a winner ↔︎ winners 問題】

この曲は、悪魔様の魅力をわかってなかった不届き者S子が、リアルタイムで知っていた曲のひとつです。ま、要するに「売れた」曲なわけですね。

それっぽい解説をすると、「地球デビュー以来、はじめて全編メジャーコードで製作された曲」だそうです。

 

しかもS子、「うっすら聴いたことある」レベルではなく、フルコーラスハミングできる(英語がわかんなかったので、ハミング!)くらい、この曲は普通に知っていました。

たしか、マイカセットテープに録音してあって、まだ小学生だったヤングS子は、カセットのケースに入れる台紙?に曲目を書くときに「なんでnが2つなんだろう」とか、「くっ、聖飢魔II、なんて難しい漢字だ」とか思ったところまで覚えています。

当時の印象は、「すげぇ横文字がいっぱいでてくる、洒落た曲」でした。(※あくまで個人の、しかも子どもの感想です。昭和のオヤジ感溢れる小学生ですいません。)

 

そんな馴染みのある曲だったので、英語のセルフカバー版を聴いたときは、「カッコいい〜♪」とウキウキしたものです。

しかし、さすがに全編英語となると、「英語を注意深く聞いちゃう」癖(へき)は発動せず(だって疲れちゃいますから)、歌詞に関してはさらっと聞き流すモードに、耳が勝手にシフトチェンジしておりました。

 

なので、最初にあれっ?と思ったのは、大教典「愛と虐殺の日々」に収録されているものを聴いていたときです。

 

うぃがなび〜、うぃな〜♪

・・・あれ?複数形じゃないんだ?と。

 

新旧もろもろ聴き比べてみると、

大教典THE OUTER MISSIONなど当初のスタジオ収録版も、現役時のミサ映像も、最初の再集結のときも、

We gonna be a winner

と、単数形で歌われています。

場合によっては、次の「しょおーりを〜よべ〜」までノンブレスで歌われることもあって、「うぃなーず」でないことがはっきりとわかります。

歌詞カードも、現在に至るまで単数形で表記されています。

 

これが、25th以降のミサ映像では

うぃな〜ず♪

と、お尻に「ず」が聞こえるようになります。

どうやら、英語版の製作を境に複数形で歌唱される様になったみたいです。

 

英語版の歌詞カードを見てみると、

We're gonna be winners

おぉ、複数形、しかもbe動詞まで入ってる...


おそらく、ネイティブに歌詞チェックをしてもらって、この形にしたのでしょう。

まぁ確かに、主語が複数なのに、途中で単数に化けるのは変なのかも。

be動詞も、gonna = going to だから、頭にbe動詞が付く方が正式というか、書き言葉としては適してるのかもしれませんね。

「're」なんて最初、全く気づかなかったけど、意識して聞けばしっかり発音されてました。

なんというか、悪魔さんは「ちゃんとしてる」なぁ。欧米向けの配信のためのレコーディングだったみたいなので、ちゃんとすべきところだったんでしょうけれどもね。やっぱり閣下は、真面目なクリエイターさんです。