試験に出ない聖飢魔IIイングリッシュ

聖飢魔IIで歌唱されている英語についての個人的備忘録

敗れざる者たち

先日、リマスター版が発売されたばかりの大教典

1999 BLACK LISTのみに収録されている曲です。

サビは、

やっぶっれ〜、ざるも、の〜♪

っていう感じです。

歌詞の全文は、ググってみてくださいね。

 

歌詞カードに載っている部分で、英語の箇所は、サビ終わりです。2回あります。

めいび〜ろーすと、ばーっだそううぃるねっゔぁ、だーい♪

ですね。

え?読みにくい??

S子、小心者だから、歌詞の転載はハラハラしちゃってダメなんです。歌詞見たいわ〜って方は、歌詞カードを見るか、ググりましょう!

 

で、この曲のテーマは、まさにこの英語箇所と思われます。

「(勝負には)負けたかもしれないが、魂は、俺たちは、死んでないぜ、生き続けるんだぜ」

みたいな感じかな。

「負けたけど、敗れてはいない」とでも言いましょうか。ちょっと日本語がおかしい気もしますが、そんなニュアンス。

切なさとカッコ良さが一緒に襲ってきて、キュンキュンしてしまいますね!

閣下のヴォーカルも、最も声量のある時期のお声で、曲の疾走感とも相まって、とてもカッコいいですよ!

 

とは言うものの。

流石にこの部分は、訳すまでもないと言うか、大変ストレートな英語ですよね。そこがカッコいいけれども!

 

で、S子が書き留めたかったのは、この後の、歌詞カードに載ってない部分なんです。

so long ○○

so long ○○

so long ○○

って言ってます。

 

2回目のAメロの、

さよなら〜、うらぎりーよ〜

さよなら〜、あざけりーよ〜

さよなら〜、すなーのうえーのぱーーーらだあ〜いす♪

の英訳なんでしょうけれど、

なかなか聞き取りにくい微かな音量...手強いな。

 

リマスター音源で耳の穴かっぽじって、聴きましたとも。

so long traters

so long snaring

so long a palace on the desert

です。たぶん。

冠詞は空耳かもしれないですけど。

trater裏切者

snaring罵倒

この2つは、わりとはっきり聞こえるので、間違いないかと。

試験でも日常会話でも出番なさそうな単語ですけど。

しかし3つ目が聴き取りにくい。

しかもparadiseじゃないの??

 

と思ったら、ミサの動画が2つ、ググれますね。

1999年の夏?のツアーと、年末のファイナルで歌った様です。

夏の方は、CDと同じだと思いますが、

ファイナルでは、

3つ目のso longは

a temple on the desert

って言っている気がします。

少なくとも palaceではないですね。

 

ここで。日本語の歌詞をみてみましょうか。

「砂の上のパラダイス」。

 

砂の上のなんちゃら、は日本語においては「儚いもの」というニュアンスを含むと思います。

なので「砂漠の楽園」的な英訳は、なんか違う感じ。

 

そして「砂の上の儚いもの」といえば、もっとメジャーな言い回しがありますよね。

「砂上の楼閣」。

 

ファイナルミサの音源を聴いて、最初は「ん?temple??聞き間違いか?」と思ったのですが、「楼閣」ならtempleでもpalaceでも当てはまる気がします。

 

最初 「パラダイス」に対してpalaceをあてていたけれど、パレス=宮殿=アラジンのジャスミンが住んでそうなゴージャスなお城と思われたくなくて(だって儚げなイメージから遠ざかってしまうから)、templeにしたのかなぁ、と思いました。

まあ、templeと聞こえたのが空耳でなければ、ですけれど。

 

歌詞として「砂上の楼閣」はあんまり耳に心地よく響かないし、曲にも合わないし。

でもニュアンスはコレなんだよってことなのかな、と愚考いたしました。

 

こういう、パフォーマンスを重ねていく中で細かいところを修正、というか調整?うーん...進化?

うまく言葉が出てこないな。

ええと、とにかくこう言うところがですね、生のパフォーマンスでこそ真価を発揮する感じがして、また、作品にも聞き手にも真摯に向き合っている感じがして、凄く素敵だなと、S子は思います。

だから、解散後もときどき復活して、パフォーマンスに変化が見られたりすると、作品も、もちろん彼ら自身も、生モノ...いやちょっと言い方が微妙かな...えっと、生きてるっていう感じがして、まさに「the soul will never die」だなぁと。

 

ああ、結局英語でないところで語ってしまった...。

きっと後から読み返すと小っ恥ずかし...ゲフンゲフン。